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ベルトリッチ監督作品の甘美な世界

10代ではヴァイオレンス映画にあこがれていた時期もあったが、少しづつミュージカルなんかも見るようになった。とはいえ、ウエストサイド物語とか相変わらずの抗争青春ミュージカルだったりするんだけど。だけど大学に入った頃にちょくちょく目にしたベルナルド・ベルトルッチ監督の映画を見たくてみたくて、2001年宇宙の旅の前より先に見たのは、ドミニクサンダもでていた暗殺の森、だった。暗殺の森はリアルタイムではなく、たまたま大阪の映画館でやっているのを知り、ひとりで見に行ったのだ。映画館は、どちらかというとこじんまりとした映画館で、通路には暗殺の森のポスターが貼ってあった。ドミニクサンダの顔のアップ写真が美しいポスターはひと目で気に入って、開演前に受付の人にお願いしてポスターをもらえないか懇願した。暫くの間は、上映期間がまだあるので上映期間が終わればその時にまた返事するといわれた。映画を見ている間は、主人公よりもドミニクサンダに釘付けだった。くわえタバコで両肩をゆっくり振りながら歩くその姿にしびれた。

映画館にいっても基本的にパンフレットは購入しない主義だったが、暗殺の森だけは例外だった。パンフレットを握りしめながら、帰り際にも再度映画のポスターの件をお願いして心待ちに連絡の来るのを待っていた。

約2週間後、映画が終わってからすぐに連絡が来て、無事にポスターを手に入れることができた。それ以降、私の部屋には、20年以上も暗殺の森のポスターが飾ってある。このポスターだけは、ジェームスディーンのポスターと共に青春の思い出として大事にとってあるのだ。